過去にココナラで購入した副業ノウハウを答え合わせする企画の第4弾です。今回は購入金額こそ小さいものの、これまでの3本とは質の違う「危険性」が見つかりました。先に結論を言うと、この商品で紹介されていた投資法には、当時参加しませんでした。今回の検証で、参加しなかった判断が結果的に正しかったことがはっきりしました。
買ったもの
- サービス名:スマートフォン1台で完結する投資法を紹介する商品(詳細名・出品者名は伏せます)
- 価格:1,000円
- 購入日:2020年7月
中身は「個人間でNFTのような仮想アイテムを転売し、必ず値上がりする」という仕組みだった
資料が紹介していたのは、当時韓国発でサービスを開始したという、招待制の外部サービスでした。仕組みは大まかに次のようなものです。
- 招待コードを使って会員登録する
- 認証のため、運営側が指定する個人名義の銀行口座へ3,300円を送金する
- 毎日行われる抽選に応募し、当選するとNFTのような仮想アイテムを購入する権利を得る(価格帯は数千円〜数十万円)
- 購入したアイテムは、数日後に必ず自分の購入価格より12〜20%高い価格で次の当選者に転売される
- この1〜4を繰り返すことで「損をせずに」資産を増やしていく
資料には「必ず利益が出る仕組み」「損が出ないのが大きな魅力」と明記されており、値上がり幅(利率)と保有日数があらかじめ決まっている点が強調されていました。取引はすべて個人の銀行口座間の直接送金で行う仕組みで、運営会社が売買の間に立って資金を管理する形跡は見当たりませんでした。
気になった点:口外を禁じる規約と、レビューでの具体名隠し
資料自体にも引っかかる点がありました。利用規約には「当マニュアルに含まれる情報を第三者に公開することを禁じる」とあり、違反した場合は「販売価格の10倍」の違約金を請求するという条項が明記されていました。また、出品者からは評価コメントを書く際に「サービスの具体名は伏せてほしい」という依頼もありました。良い内容であれば広めたくなるはずなのに、口外や具体名の公表そのものを封じる作りになっている点は、通常の商品説明とは様子が異なります。
6年越しの答え合わせ:後に問題視され、姿を消していた
今回、当時紹介されていたサービス名で改めて調べたところ、次のことがわかりました。
- 2020年末頃、このサービスは一時的に取引が停止されている
- その後、名称を変えて運営が続けられたが、法律で義務づけられている運営者情報の表示(特定商取引法に基づく表記)がなく、運営実態を確認できない状態だったと、複数の副業検証系サイトが報告している
- 常に新しい参加者のお金が既存参加者への支払いに回る、個人間直接送金型の資金循環など、いわゆるポンジ・スキーム(自転車操業型の出資金詐欺)に見られる特徴と一致すると、複数の第三者サイトから指摘されている
- 2026年9月時点で、当時案内されていたサービスのドメインは失効しており、アクセスできない状態になっている
国の消費生活センター等による公式な注意喚起までは確認できませんでしたが、独立した複数の検証サイトが同様の懸念を示していたことは事実です。
まとめ
1,000円という少額の「投資法」紹介商品でしたが、中身は実質的に、後年になって問題視され姿を消すことになった外部サービスへの参加を勧める内容でした。「必ず利益が出る」「損が出ない」という言い切り方や、個人間の直接送金を前提とした仕組み、そして口外を禁じる規約は、いずれも冷静に見れば警戒すべきサインだったと思います。当時、実際に参加しなかったのは結果的に正しい判断でした。
この記事にはアフィリエイトリンクは含めていません。同じような「必ず儲かる」という言い回しの副業・投資案件を見かけたときは、今回のような特徴(個人口座への直接送金、招待制、口外禁止、常に新規参加者が必要な仕組み)がないか、一度立ち止まって確認することをおすすめします。
過去に買った他の副業ノウハウについても、順次同じように答え合わせをしていきます。