過去にココナラで購入した副業ノウハウを、6年越しに答え合わせする新企画の第1弾です。今回取り上げるのは、2020年6月に購入した、かなりストレートなタイトルの商品です。
買ったもの
- サービス名:「1日30分の作業」で「日給10万円超」を謳う副業ノウハウ商品(サービス名・出品者アカウント名は伏せます)
- 価格:5,000円
- 出品者:「日給100万円」を名乗るアカウント
- 購入日:2020年6月
- 納品形式:PDF2部(14ページ・22ページ)
- 現在の販売状況:2026年9月8日時点でココナラ上に同サービスの出品は確認できませんでした
タイトルだけ見れば、「1日30分の作業」で「日給10万円超」を稼ぐ具体的な方法が書かれている商品に見えます。6年越しに納品されたPDFを読み返してみました。なお、当時の出品ページのスクリーンショットは残っておらず、今回はトーク履歴と納品されたPDFのみをもとに検証しています。
中身は「稼ぐ方法」ではなく「ココナラで商品を作って売る方法」だった
1部目(14ページ)は、知識ゼロの状態からココナラで売る商品を作るための一般的な流れの説明でした。ジャンル選定(稼ぐ系・恋愛・占い・健康系が売れやすい)、キャッチコピーの作り方、セールスページの構成テンプレートなど、いわゆる「情報商材の作り方講座」です。日給10万円を実際に稼ぐ具体的な手法・再現性のある作業内容は、ここには書かれていません。
2部目(22ページ)は目次で3章構成になっていました。
- コンテンツ、知識0の状態からコンテンツを作り、収益を上げる方法
- 商品を一度も作らずココナラで販売する方法
- 0⇒1突破後、収益を5倍・10倍へと伸ばしていく方法
しかし実際に本文があったのは1と2だけです。3章は目次に名前があるだけで、本文中には一度も出てきません。1章の最後は「(【1】と)全く同じで大丈夫です。全く同じ手法で売ってください」という一文で締められ、そのまま2章に移り、22ページ目は白紙で終わっています。目次で予告した内容の3分の1が、実際には納品されていませんでした。
書かれていたのは「規制のすり抜け方」と「実績の盛り方」
1章の中で気になったのは、ココナラの表現規制(「〜万稼げる」「誰でもできる」といった誇大広告の禁止)について、「過去形にする」「具体的な期間を入れる」といった書き方で審査をすり抜けるテクニックが説明されていた点です。実績についても「表現規制に気をつけて、大きく見せてください」「同じノウハウを利用した他人の実績を使っても大丈夫です」という記述があり、他人の実績を自分のものとして使うことを勧める内容になっていました。画像についても「売れている人のマネをする」「トップをパクる」という表現が繰り返し出てきます。
2章「商品を一度も作らずココナラで販売する方法」は、見出しの直下に出品者自身による「※これは少々非道徳的かもしれません」という注記があり、手順は次の3つでした。
- ランキング上位の音声コンテンツを購入する
- その音声を文字起こししてくれる人に依頼する
- 文字起こしされたものを自分の商品として販売する
つまりこの商品は、「日給10万円を稼ぐ具体的な方法」ではなく、「同じような“稼げる系”の商品を、規制をすり抜けながら・時には他人の実績やコンテンツを流用しながら作って売る方法」でした。買った側が、次の“出品者”に回るためのノウハウだった、というのが実態です。
まとめ
5,000円というのは、31件あった購入履歴の中では低い方の金額です。それでも、タイトルの煽り文句と実際の納品内容が一致していない、目次で予告された内容の一部がそもそも納品されていない、という2点は、購入型のノウハウ商品を検証するうえで見過ごせない事実です。「日給10万円超の方法」というタイトルを見てこの商品を選ぶ人が期待するものと、実際に届くものの間には、明確な距離がありました。
過去に買った他の副業ノウハウについても、順次同じように答え合わせをしていきます。