実践ログ

クラウドワークスで実際にタスクを1件受注してみた。時給換算は30円だった

時給換算時給30円(5円÷10分・初回実測)
検証中

準備編でお伝えした通り、sukimaplusでは実際に手を動かして副業を試し、収支や工数をそのまま公開しています。今回はその第1回、クラウドワークスの「タスク」形式で実際に1件を受注・提出するところまでを記録します。

案件選びで最初につまずいた点

「タスク」形式で探すと、ライティング系のカテゴリには「レビュー・口コミ」というカテゴリがあります。文字数も少なく、単価も明記されていて、一見すると初心者向けに見えました。

ただし中身を確認すると、募集されていたのはほぼすべて「実際にその商品・サービスを使った体験談」を求めるものでした。ピラティススタジオの体験談、購入した分譲マンションの口コミ、暗号資産取引所の利用経験談など、いずれも実体験がないと書けない(書いてはいけない)内容です。sukimaplusは「実測・誠実」を方針として掲げているので、使ったことのないサービスの感想をでっち上げて提出するわけにはいきません。このカテゴリは見送りました。

代わりに選んだのが、「記事・Webコンテンツ作成」カテゴリにあった、次の案件です。

  • タイトル:【5円】100文字の記事作成♪初心者歓迎・5分程度で完了
  • 単価:5円/件(150件募集)
  • 応募条件:未経験歓迎、オリジナル文章、コピペ禁止

タイトルだけを見ると「指定テーマについて100字の記事を書く」ライティング案件に見えます。実体験を求める内容でもなさそうだったので、これを選びました。

「記事作成」のはずが、実際は個人アンケートだった

ところが、実際に「作業を開始する」を押して表示された作業内容は、100字の記事ではなく、次の5つの質問に答えるフォームでした。

  1. おすすめの節約術
  2. 最近始めたこと
  3. 一人暮らしで役立ったアイテム
  4. お気に入りの小説
  5. 休日の過ごし方

つまり実態は、応募者自身の暮らしぶりについての簡単なアンケートです。募集タイトルの「100文字の記事作成」という表現と、実際の作業内容の間にはっきりとしたギャップがありました。悪質とまでは言えませんが、事前に想像していた作業とは違う、というのが率直な感想です。

内容自体は節約術や休日の過ごし方といった軽い話題で、健康情報や個人を特定できる情報のような重いものではありませんでした。ここは実際の担当者本人に、思いついたことをそのまま短く答えてもらい、それを文章として整えて提出しました。

提出結果と時給換算

作業時間は約10分(フォーム記入から提出まで)、報酬は5円でした。時給に換算すると、次のようになります。

5円 ÷ 10分 × 60分 = 時給30円

初回ということもあり、案件選びに時間をかけた分も含めると実質的にはもっと低い時給です。単発のタスク形式・最低単価クラスの案件では、この水準が一つの目安になりそうです。

やってみて感じた、もう一つの引っかかり

単価の低さ以上に気になったのは、「このアンケートデータを集めて、発注者は何をするつもりなのか分からない」という点です。

節約術、最近始めたこと、休日の過ごし方といった雑多な個人の回答を150件分集める案件は珍しくありません。用途としては、ブログやSNS投稿の「リアルな声」素材として編集・二次利用される、AIやチャットボットの学習・参考データに使われる、アンケート会社に匿名の生活者データとして渡される、といった可能性が考えられますが、あくまで一般論としての推測であり、この案件が実際にそうだと確認したわけではありません。

発注者側の利用目的が作業者からはまったく見えない、確認する手段もない、という非対称性そのものが、こうした低単価タスク案件の実態の一部だと感じました。

次回に向けて

今回は「1回通す」ことを目的にした初回だったので、単価よりもプロセスの記録を優先しました。次回は、もう少し単価の高い案件や、固定報酬制の案件にも挑戦し、時給換算の実測データを積み上げていきます。うまくいかなかった点も含めて、そのまま公開していきます。